ついに最終章
-桜写真館 第3弾!ー
暖かくなって、徐々に咲き始めた桜も、
この「春の嵐」で一気に散ってしまいました。
桜は散り際が美しい、とはよく言ったものですが・・・
春の強い風で、雨のように散っていく桜を見ながら、
昔読んだことのある詩を思い出しました。
『この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ』
原詩は、于武陵の「勧酒」という唐詩です。
「いつかは必ず別れが来る。だからこそ、今この出会い、時間を大切にしよう、楽しもう」
という意味なんだそうです。
井伏鱒二さんの訳詩で有名になりました。
春は
出会いと別れの季節です
介護の仕事にも
多くの出会いと別れがあります
だからこそ
今傍にいる人を大切に
今この時を大切にしよう・・・と
そんなことを思わせてくれた、「春の嵐」に感謝をこめて・・・
文・写真:マネージャー